話す男女

「仕事と自分どっちが大事なの?」と言われてしまった時の本音は?

仕事と恋人は天秤にかけるものではない

昔から女性が男性に対して詰め寄る決まり文句の一つに「仕事と私のどっちが大事なの?」ということがあります。

これは仕事が忙しく、なかなか休みをとることができない男性や、連日残業で連絡をつけることが難しい男性に対して特に言われることです。

男性にしてみれば、仕事が面白くこれから自分のやりたいことができる時期に女性に「どっちが大事」と詰め寄られるのは非常に返答に困るつらいところです。

本来的には仕事と恋人は天秤にかけられる種類のものではなく、どちらも全く違う次元で大切なものです。

ですが女性にしてみれば、もっと一緒にいたいと思っているのに仕事を言い訳にキャンセルが続いたり、一緒にいてもいつも仕事や職場のことばかりを気にしているとなると、果たして自分のことを本当に大切に思ってくれているのだろうかと心配になってきます。

最近では女性が男性に対してではなく、男性が女性に対して同じ質問をするということもあるようです。

この質問の面倒なところは、それををする時に発言の裏に「もっと自分を大切にしてほしい」という気持ちだけでなく、相手の仕事へのやっかみや嫉妬のようなものが加わっていることです。

自分よりも仕事に対してやりがいを強く感じていたり、自分の能力を十分に活かして出世や昇給を果たしている相手を見ていると、ついつい意地悪なことを言いたくなってしまうものです。

男性は女性の心理を理解してあげてほしい

同じ「仕事と自分のどちらが大事」という質問でも、男性が女性に対して言う場合と、女性が男性に言う場合とでは全く意味が異なってきます。

女性側から言われる場合は、連絡不足ということだけでなく一緒にいる時間に自分を大切にしてくれていないと感じることが原因です。

女性は不安になると他の男性に目を向けがちですので、その質問が出てきたら「他に好きな人ができるかも」という危険なサインかもしれません。

逆に男性が女性にその質問をする場合、言われた女性の多くはその瞬間かなりガッカリすることでしょう。

というのも女性にとって仕事が忙しいということは、自分の力を活かしているという充実感がある場合だからです。

仕事をすることが当然とされている男性に対し、女性は家庭を大事にするものという価値観がある中で自己実現を仕事でできているというのは女性にとってかなり自信になります。

ですのであまりにも仕事が忙しく全く連絡がとれないということならともかく、しょっちゅうそうした質問をするのは女性側に「お前も働けよ」といった反感を覚えさせてしまうかもしれません。

弱みを見せるのは時期を見て、効果的に告げるようにした方がよいでしょう。