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論理的に回答する男性が「それじゃない!」と思われてしまう発言とは?

女性が会話で求める「共感」

男女のお付き合いでは愚痴の種は尽きないものです。
夫婦や彼氏・彼女あるあるは今も昔も多くの人に好まれているコンテンツの一つであるのがその証拠です。

男女の違いが非常によくわかる会話でのすれ違い事例として、会話の中における「アドバイス」があります。

女性が会話の中でちょっとした愚痴や問題を話題にしたとき、待ってましたとばかりに上から目線でアドバイスをする男性は多いものです。

仮に男性のアドバイスが正論であったとしても、女性が求めているのはそういうことではありません。
ストレス解消のつもりで口にしたことが、かえってストレスになって返ってきてしまっては気分は最悪になってしまうことでしょう。

一般的に女性が会話で求めているのは「共感」です。
どんな話題をするにしても、いちいち議論をしたいと思っているわけではなく、ただ会話をするということ自体を楽しんでいるのです。

よくある会話の例としては以下のような感じがあります。

女性「今の職場にいる同僚のAさんて人、仕事のミスが多くていっつも私が修正しなくちゃいけないの」
男性「そんなに同じ人がミスをするのは管理に問題があるんじゃない?システムが古いの?」
女性「詳しいことはわからないけど、ちょっとチェックすればすぐにわかるのに面倒くさがってさ」
男性「そういうことは何度も注意して直していかないと。自分だったらまず周囲の人に協力してもらってミスがなくなる案を会議に出すけどな」
女性「……。」

女性にとってはそういう人が職場にいてちょっと迷惑をしている程度の世間話を、まるで自分が上司になったかのようなアドバイスをするというような例です。

女性にしてみれば、共感を得られるどころか自分のことを否定され、さらに仕事ができないやつであるかのように上から言われるのは不愉快なことでしょう。

まずは肯定から入ってあげましょう

男性は女性と比べて論理的であると言われていますが、それは男女の会話においてはあまり全面に出すべき特性ではないと言えます。

女性の方が本気で解決を望んでおり、かつ男性本人の協力が必要なことであればそうした論理的な考え方もよいのですが、少なくとも職場が異なっており女性の人間関係の機微などがわからない第三者の立場で上から目線のアドバイスをするのはコミュニケーションの失敗です。

もし会話の中で女性から愚痴をもちかけられたら、まずは肯定的にそれを受け入れてあげるようにしましょう。

「そうだね」「つらいね」「頑張っているね」といったことを交えて相槌を打つだけで、女性にとっては安心して話せる存在になります。

間違っても「だから何?」「言いたいことがわからないんだけど」といった言い方はしないでください。